名 称 | 化物草子(案山子妖物語) |
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よ み | バケモノゾウシ |
時 代 | 16C(室町) |
作 者 | 伝・土佐光信 |
形 態 | 巻子・小絵 |
妖 怪 | 付喪神・虫 |
内 容 | 五つの怪異譚よりなる。 第一、二段:ある男が痩せた少年と小太りの少年が相撲を取っているのを見て声をかけたら消えた。次の日もいたので弓矢で射ると翌朝矢のあたりで蟻とダニが死んでいた。 第三段:一人暮らしの女が栗を食べていると白い手が出てきて栗を欲しがる。翌朝調べると杓文字が落ちていた。 第四段:夜、引き戸の隙間から耳の長い法師が様子を伺う。次の朝調べると、古銚子の折れた柄があった。 第五段:溺れている蝿をある男が助けると寝ている男の鼻に入った。その男は海で溺死直前に助けられた夢を見たと語った。 第六段:一人暮らしの女が案山子でもいいから男が来て欲しいと言い、そしてある日男が通ってくるようになった。怪しんでつけてみるとそれは案山子だった。 |
所蔵場所 | 外国*米国:ボストン美術館 |
文 献 | 新修日本絵巻物大全別巻2 |
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注 記 | 同名の絵巻があるが内容は違う。作者は実際のところは土佐派の画家と思われる |